施設によって違う雰囲気

特別養護老人ホームと一言で言っても、様々な形態があります。施設やスタッフによって、雰囲気もそれぞれに違うでしょう。
従来型の特別養護老人ホームは、多床室で四人部屋などが普通でした。多くの施設は、病院のような雰囲気が特徴的でした。トイレや洗面所は共同で、食事の時間は、食堂に集まってみんなで食事をするスタイルがほとんどでした。色々な意見がありましたが、利用者さんは流れ作業のような形で介助を受けるため、あまりいい印象が無いという人も多かったです。

近年では、一人一人に寄り添った介護が提供できるよう、指導や研修を積極的に行う施設が多いです。ユニット型の施設も多く、二人部屋もしくは個室で、各居室に洗面台が設けられていることが多いです。プライバシーを保てる工夫がなされています。
10人前後のユニットごとに生活の場を共にし、食事やレクリエーションなどはユニット単位で行うため、アットホームな雰囲気の中で生活することができます。

また、自宅の家具や食器などを持ち込むこともできる施設もあり、個人の生活スタイルに合わせた介護を受けられるところが多くなりました。中には、地域密着型をアピールしている施設もあります。地域密着型の施設では、30人前後の入居者さんと、地域の人やご家族との結び付きを重視し、あたたかい雰囲気の中で生活ができるような取り組みを行っている施設もあります。

しかし、ユニット型や地域密着型など、少人数でゆったりと生活できる環境が整っていたとしても、スタッフの人手不足が慢性化している施設も多くあるため、充実した介護を提供できていない実情もあります。
スタッフとして働く場合や、利用を考える際に施設選びをする時は、一度でも二度でも足を運び、しっかりと確認して見比べてから決めることをおすすめします。
施設で働くことを考えているのであれば、こちらのサイトが参考になります。施設の雰囲気を見極める方法や、施設の種類についてのページもありますので、介護業界での仕事を考えている方におすすめです。